日大“奇襲”失敗…QB西沢先発も完敗
「甲子園ボウル、関学大55-10日大」(14日、甲子園)
90年以来の大学日本一を目指した日大だったが、攻守で関学大に圧倒されて45点差をつけられた。内田監督は「完敗ですね。関学大に勝つのは大変なので準備はしてきたが…」と無念そうに振り返った。
エースQB高橋(2年)ではなく、西沢(3年)を先発で送り出した。だが、意表を突いた用兵も通じない。相手の強力ラインに攻撃は封じられ、守備網を中央から何度も破られて失点を重ねた。
関学大対策が裏目に出て、指揮官は「この点差が実力差ではないと思う」と悔やんだ。第2Qに一矢報いるTDを決めた高橋は「自分が途中から出て流れを変えたかったけど、苦しい状況を打開する個人能力が足りなかった」と肩を落とした。