慶大“魂のタックル”で準決勝決めた
「ラグビー全国大学選手権、慶大27-24流通経大」(27日、江戸川)
2次リーグ最終戦が行われ、B組は慶大が流通経大に27-24で勝ち、D組は東海大が14-10で早大に逆転勝ちし、C組の筑波大は明大に43-7で快勝し、それぞれ準決勝進出を果たした。6連覇を狙うA組の帝京大は既に4強入りを決めており、法大に98-15で圧勝した。来年1月2日の準決勝(秩父宮)は筑波大-東海大、帝京大-慶大の顔合わせ。4チームは来年2月に始まる日本選手権に出場する。
伝統の“魂のタックル”を繰り出した慶大のFL木原主将は「満足はしていないが、守り抜いて勝てた」と胸を張った。
後半、CTB川原の60メートル独走トライなどで、一時は17点差をつけた。直後から相手の留学生を中心とした反撃に遭い、同点に。36分にPGで勝ち越した後も、再び猛攻にさらされた。「タックルしたら起き上がるんだ!!頭をクリアにしろ!!」。主将の言葉に最後まで体を投げだし、勝利をもぎ取った。
早・慶・明の伝統校で唯一、生き残った。帝京大には昨年度の準決勝で完敗している。「伝統校が(大学)ラグビー界を引っ張っていかないといけないと思う。去年負けた舞台に戻るのは運命。1点でも多く取り、競り勝ちたい」。PR青木周太は「打倒帝京」を宣言した。