馬術・大西徹平に香川スポーツ賞
デイリースポーツなど香川県内の新聞、通信社、放送計16社のスポーツ担当記者で構成する高松運動記者クラブは、2014年の「第22回香川スポーツ賞」を馬術男子・大西徹平(高松高3年)と、ホッケー男子・三菱化学坂出に贈ることを決めた。表彰式は13日、高松市内のホテルで行われる。
大西は昨年10月、長崎国体の馬術少年スピードアンドハンディネスで同種目初の3連覇。中学3年時に制した標準障害飛越と合わせると、4年連続で頂点に立った。「最後まで諦めなかったのがよかった。すべての選手が終わるまで、すごくドキドキした。優勝できてうれしいです」と歓喜に浸った。
愛馬Jボーイと抜群のコンビネーション、卓越したスピード、技術でライバルを圧倒した。最初の障害で失敗して4秒が加算されたが、残り11の障害をノーミスでクリア。リスク覚悟の果敢な攻めが功を奏した。
将来はトップ選手と、スポーツドクターの両立を目指している。「強い人たちに勝てるように技術を磨いて、五輪出場という夢をかなえたい」と瞳を輝かせた。