神鋼47点圧勝!1位でPO進出
「ラグビー・トップリーグ、神戸47-8キヤノン」(11日、秩父宮)
上位8チームによるA組は神戸製鋼がキヤノンに47-8で大勝し、同組1位で上位4チームによるプレーオフ(PO)進出を決めた。ヤマハ発動機は、パナソニックを破って4位となり、8季ぶりのPO進出。サントリーは5位に終わり、2006~07年シーズンにPO導入以来初めて4強入りを逃した。下位8チームによるB組はサニックスが最下位で下部リーグへの降格が決定。クボタ、コカ・コーラ、豊田自動織機は入れ替え戦に回った。
最終戦に圧勝し、神戸製鋼が第2ステージ1位で3季連続のプレーオフ進出を決めた。キヤノンを寄せ付けずに大量5トライをゲット。ゴールド・ヘッドコーチは「(チーム力が)一段上に上がっている」とうなずいた。
0-3の前半8分に、右への展開から最後はWTB山下楽が持ち込んで逆転。同17分には敵陣深くでボールを受けたCTB山本が判断良くドロップゴールを決めた。最後まで攻守で圧倒した。
今年は阪神大震災から20年となり、被災経験のある日本代表のロック伊藤が「節目の年に日本一という意識はある」と話すなど、選手は特別な思いを胸に戦っている。
第1ステージは7戦全勝。第2ステージは2敗を喫したが、最後は勝ち点29で並んだ前回王者のパナソニックを得失点差でかわして1位で通過した。
トップリーグでチームが頂点に立ったのは、2003-04年シーズンの1度だけ。だいぶ遠ざかったタイトルへ向け、24日にまずは準決勝のヤマハ発動機戦に臨む。