錦織、全豪で日本人勢最高の第5シード
男子テニスで世界ランキング5位の錦織圭(25)=日清食品=が14日、メルボルンでのエキシビション大会、クーヨン・クラシックで世界273位のジョーダン・トンプソン(オーストラリア)を6-4、3-6、7-6で下し、初戦を白星で飾った。
四大大会第1戦、全豪オープン(19日開幕)に向けた調整の一環で出場した。第1セットはサーブが好調。風の影響もあって第2セット以降はショットのミスが目立ったものの、第3セットはタイブレークの末に相手を振り切った。「集中力が続かなかったりしたが、試合をすることで緊張感を持って戦えるので(全豪へ)すごくいい準備になる」と話した。大会は16日まで行われる。
全豪のシード選手が同日に発表され、錦織は第5シードに決まった。1968年のオープン化以降の四大大会では94年全米と96年全豪の女子のクルム伊達公子(エステティックTBC)と並び、日本勢最高シードとなった。「いつになく高いシード。常にトップ8にいれば上に行ける確率も高くなる。なるべく高い位置でグランドスラムに臨めるようにしたい」と言葉に力を込めた。