小4木原“愛超え”ならず4回戦敗退
「卓球全日本選手権」(14日、東京体育館)
ジュニアの部・女子シングルスで、大会最年少の小学4年、木原美悠(10)=ALL STAR=は4回戦で高校生に1-3で敗退。同種目で福原愛が持つ、小学4年での準優勝の記録を破ることはできなかった。男子最年少の小学5年、張本智和(11)=仙台ジュニア=は、一般の部・男子シングルス1回戦で敗れ、史上最年少勝利はならなかった。ジュニアの部ではベスト8に進出した。混合ダブルスでは前回準優勝の吉村真晴(愛知工大)石川佳純(全農)組が4回戦、準々決勝を勝ち、4強入りした。
前日13日に高校生を次々と撃破した“天才少女”木原が、憧れの福原超えを目指し4回戦に臨んだ。
この日も高校生を相手に、幸先よく第1ゲームを奪った。しかし第2ゲームに入ると一転、2度も5連続ポイントを奪われるなど3-11で落し、そこから主導権を奪い返すことができなかった。
「力をすべて出せたとは思いません。バック対バックのときに失敗した」と、持ち味を出し切れなかったことを悔やんだ。ただ、4回戦進出には「結構すごいと思う」と、あどけない笑顔を見せた。
16歳になる2020年東京五輪への思いを聞かれると、「優勝したい」と、“元祖・天才少女”福原もまだ達成していない偉業を口にした。成長を続ける兵庫・明石市出身の“スーパー小学生”から目が離せない。