北島「死ぬか生きるか」復活へ高地合宿

 「東京都新春水泳大会・第1日」(17日、辰巳国際水泳場)

 競泳でアテネ、北京五輪平泳ぎ2大会連続2冠の北島康介(32)=日本コカ・コーラ=が17日、都内で行われた短水路大会で今年初レースに挑み、100メートル平泳ぎを58秒65で優勝した。レース後には「最後のチャンス」と位置付ける今季、5年ぶりに高地合宿を行うことを明らかにした。

 日本競泳界の“キング”として君臨してきた男が、悲壮な覚悟を口にした。「今年は高地トレをしようと思う。死ぬか生きるか…そういう気持ちでいかないといけない」。高地合宿は10年3月以来、約5年ぶり。2月から北京五輪前以来の米・フラッグスタッフ合宿で体をいじめ抜く。

 昨年、久々に国際大会代表から漏れ、「最後のチャンス」と位置づける15年。「自分にどれだけの可能性があるのか挑戦したい」と、目をぎらつかせた。

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