沙羅7位 28試合ぶり表彰台逃す
「ノルディック・W杯ジャンプ女子個人」(18日、蔵王ジャンプ台)
強風のため1回の飛躍で順位が決まり、高梨沙羅(18)=クラレ=は89メートルの106・5点で7位に終わった。3連勝はならず、13年2月以来2シーズンぶりにW杯の表彰台を逃した。ソチ五輪金メダルのカリーナ・フォクト(ドイツ)が99メートルの117・7点でW杯初優勝。第4戦と第5戦の2試合が行われる予定だったが、1試合のみの実施になり、第4戦も2回目途中で打ち切りとなった。
2回目に挽回を期していた高梨にとっては、不運な結末だった。強風の悪条件の下、1回目はK点に1メートル届かず7位。2回目の途中で打ち切りが決まって3連勝を逃し「気持ちを切り替えて準備したい」と話した。
W杯個人戦で表彰台を逃したのは、13年2月以来で28試合ぶり。国内開催のW杯での連勝も8で止まった。それでも「ここに来て一番いいジャンプが飛べた。次につながる」と話したように、表情に暗さはない。