ボウリング東京五輪の競技入りアピール
あなたも東京五輪の代表候補!?全日本ボウリング協会は19日、都内で記者会見を開き、2020年東京五輪での追加種目入りへ本格的に活動を開始したことを発表した。国際オリンピック委員会(IOC)が昨年12月に開催都市が五輪競技を追加提案できる改革案を承認したことを受けてのもので、ボウリングは47都道府県に施設があり、「誰でも今から参加できる」という抜群の普及度が売り。大逆転での競技採用で、ボウリングブーム再燃を狙う。
日本国民にとってのレジャースポーツの王道が、五輪競技入りに名乗りを上げた。全日本ボウリング協会の会長を務める元自民党幹事長の武部勤会長は「ボウリングは国民の皆様にもっとも親しまれている、誰もが参加できるスポーツ。チャンスをいただけるなら、ボウリングこそNo.1だという思いで決意した。自信はある」と、鼻息荒く宣言した。
最大の売りはその普及度の高さだ。この日、東京五輪組織委員会の森喜朗会長と面談したという世界連盟のドーンバーガー会長によると、111の国・地域が加盟しており、競技者・愛好者は世界で2億人。特に日本では47都道府県すべてに施設があり、仮に東京五輪での実施が決まれば、老若男女の誰もがこれから始められる環境がある。
日本連盟の登録選手は1万5000人だが、武部会長は「ボウリング愛好者だけでなく、広く国民の皆さまに盛り上がっていただくのが大事。全国津々浦々、協会登録選手以外でも、誰もが予選に参加できるようにしたい」と話し、プロアマの垣根もない“全員参加型”の国内予選会プランをぶち上げた。
1970年前後には中山律子らをきっかけに一大ブームを巻き起こしたボウリング。大逆転でスポーツの祭典へのチケットを手にし、その再燃を狙う。