斉藤氏 最後の言葉は「稽古行けよ」

 柔道の五輪金メダリストで、全日本柔道連盟強化委員長の斉藤仁氏が20日、肝内胆管がんのため死去した。54歳だった。

 斉藤氏の遺族は、早すぎる別れを惜しんだ。高校生の長男一郎君(16)と中学生の次男立君(12)はともに柔道に打ち込む。妻の三恵子さん(50)は「息子には柔道、柔道と厳しい父だった」と振り返った。19日に立君への最後の言葉も「稽古行けよ」だったという。

 約5年前には自宅の畳を柔道用に換え、息子たちを鍛えた。体調が悪化しても日本代表の国際大会に同行した。三恵子さんは「やめておけばと言ったけど、責任感が強く、人に任せることができなかった」と述懐した。

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