シャラポワ3年ぶり決勝進出
「全豪オープンテニス」(29日、メルボルン)
女子シングルス準決シードのマリア・シャラポワがストレート勝ちし、3年ぶりに決勝に進んだ。第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)も快勝し、5年ぶりの決勝進出を決めた。シャラポワは7年ぶり2度目、S・ウィリアムズは5年ぶり6度目の優勝を懸けて、31日の決勝で対戦する。
男子は第6シードのアンディ・マリー(英国)が逆転勝ち、2年ぶりに決勝進出を果たした。
シャラポワが準優勝に終わった2012年以来となる決勝の舞台にたどり着いた。ストレートで勝利を決めると、表情を一気に緩めた。「肉体的に厳しい戦いを覚悟していたけど、着実に勝ててうれしい」と胸を張った。
身長180センチのサウスポーを力強く押し切った。第1セット第1ゲームを苦しみながら奪うと、続くゲームでブレークし、序盤で流れをつかんだ。前へ踏み込みながらストローク戦を仕掛ける場面が増え、マカロワに反撃の隙を与えなかった。
11年以降のロシア選手との対戦成績はこれで22勝1敗。母国の第一人者であることを改めて印象づけた。昨年の全仏オープンに続く6個目の四大大会のタイトル獲得へ「相手がどんなプレーをしようとも全力を尽くす」と力を込めた。