青学大・原監督「男気」で3冠狙う

 デイリースポーツ制定「2014年度ホワイトベア・スポーツ賞」の表彰式が6日、東京都千代田区の第一ホテル東京アネックスで行われた。1月の箱根駅伝で初優勝した青学大の原晋監督(47)は来季のテーマを「男気」とし、学生駅伝3冠に自信を見せた。

 「青学旋風」は来季も吹き荒れる。2位に10分50秒差をつけた箱根駅伝の歴史的圧勝劇から約1カ月。元“伝説の営業マン”という異色の経歴を持つ原監督は、来季も独特のテーマを設定した。

 「来季のテーマは男気。言ったことを責任感を持ってやり通す。選手たちが追求していけば、結果はおのずとついてくる」

 来季は学生駅伝3冠(出雲、全日本、箱根)を目標に掲げ、新体制が始動。箱根の5区山上りで驚異的な走りを見せた“新・山の神”神野大地(3年)が新主将に就任した。箱根Vの立役者となった3年生が最上級生となる来季は、優勝候補の大本命となる。

 チーム内での激しい競争も頼もしい。箱根駅伝1区区間2位の久保田和真(3年)は、イケメンぶりから、ファンレターの数では神野とほぼ同数。「“山の神”と同じだから、善戦です」と笑いながらも、本職ではライバル意識をむき出しにした。「神野の独り相撲にはさせたくない。僕らも負けない気持ちで走りたい」と言い切った。

 男気あふれるフレッシュグリーンの選手たちが、常勝軍団を作り上げていく。

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