NEC滝沢主将脱帽「TLと遜色ない」
「ラグビー日本選手権・1回戦、帝京大31-25NEC」(8日、秩父宮)
油断なく戦っても勝てなかった。NECはトップリーグでの試合同様に、帝京大を研究して臨んだ。ジャージーを泥まみれにしたプロップ滝沢主将は「どんな言葉を並べても負けは変わらない。(当たりの強さは)トップリーグのチームと遜色なかった」と、大学生の強さを素直に認めた。
前半13分、日本代表SO田村の正確なキックパスからWTB宮前がトライ。だが、ボール争奪戦を支配できず反則を重ね、流れをつかみきれない。後半は後手に回り、勢いに乗る相手を止められなかった。
後半39分、3点差に追い上げるトライはトップリーグの意地を見せた。大学チームには勝って当然という見方にやりにくさはあっただろうが、田村は「普通にやって普通に負けた。今日のみんなのプレーは誇りに思う」と言い訳することなく顔を上げた。