バスケ新リーグ5月に1部リーグ決定も
日本バスケットボール協会の改革を主導するタスクフォース(特別チーム)の川淵三郎チェアマン(78)は12日、国際連盟(FIBA)から求められたナショナルリーグ(NBL)とTKbjリーグの統合について、新リーグは2016年の開幕で、1部、2部、地域リーグの階層制とし、チームの振り分けを5月には決める考えを明らかにした。
この日、東京都内で両リーグのチーム代表者と初めて意見交換した川淵チェアマンは、1部は12~20チームを想定していると説明。3月4日の特別チーム第2回会合で1部の参加基準を決め、審査に入るとした。5千人規模のホームアリーナ確保のめどや、財政状況などが条件として考えられるという。
同チェアマンは会議の中で「バスケット界の将来のために、各チームが犠牲を払ってでも(新リーグを)成功させるということを意識してほしい」と協力を呼びかけた。
日本協会はFIBAから2リーグの統合で具体的な進展を示せなかった点などを問題視され、昨年11月に無期限の国際試合出場停止処分を受けた。日本代表は16年リオデジャネイロ五輪の予選への出場が危ぶまれる状況となっている。