ホッケー元監督が解任取り消し申し立て
優勝国にリオデジャネイロ五輪出場権が与えられた昨年の仁川アジア大会で4位に終わるなどした成績不振を理由に、日本ホッケー協会から昨年10月に女子日本代表監督を解任された韓国人の柳承辰氏(46)が13日、日本スポーツ仲裁機構(JSAA)に決定取り消しを申し立てたと明らかにした。
東京都内で記者会見した同氏は協会の正式な機関決定がなく「プロセスが不透明」と主張。アジア大会前に協会幹部から強化委員に送られた「勝ったとしても、やめさせましょうか?」とのメールを根拠に、解任は不振とは無関係だったとした。
協会は昨年6月の総会で2012年に柳承辰氏を招聘(しょうへい)した当時の執行部が退陣に追い込まれた。現執行部の中村康夫専務理事は「正式な文書がまだ届いていないので、コメントは差し控えたい」と語った。