葛西、自己最長235メートルも不満
ノルディックスキーのW杯ジャンプ男子は13日、ノルウェーのビケルスンでフライングヒルの個人第23戦(HS225メートル、K点200メートル)で予選が行われ、予選免除の葛西紀明(土屋ホーム)が公式練習で235メートルの自己最長記録を出した。予選の日本勢は伊東大貴(雪印メグミルク)が3位に入り、葛西を含めた5人が本戦へ進んだ。
公式練習で自己最長記録を10メートル更新しても、葛西は満足できなかった。地元のファンネメルは世界記録まで0・5メートルに迫り、スロベニアのプレブツも245・5メートルを飛んだ。緩い向かい風の好条件で、世界最長記録の246・5メートルも視野に入れていただけに、42歳の大ベテランは「あと(約)10メートル足りない。チャンスを逃した」と残念がった。