姉妹対決制した!塩見紗、橋本組V
「卓球・大阪国際招待選手権」(14日、ボディメーカーコロシアム)
高校1年生の塩見紗希が、橋本帆乃香(ともに大阪・四天王寺高)と組んだ女子ダブルス決勝で、梅村優香と組んだ中学2年生の妹・真希(ともに大阪・ミキハウスJSC)との姉妹対決に3-2で制し、初優勝した。男子ダブルス決勝は、柴田直人・藤村友也組(愛知・愛知工大)が趙勝敏・安宰賢組(韓国・大田東山高)に3-2で競り勝ち、2連覇を果たした。
姉のプライドにかけても負けられなかった。2歳違いの妹・真希を退けた塩見紗は「接戦で苦しかったけど、勝てたのでよかった」と胸をなで下ろした。ペア4年目となる橋本も「ダブルスでの優勝は初めて。気持ちいい」と喜んだ。
高校1年生で、最高成績は中学生のときの全国ベスト4。昨年8月のインターハイは準々決勝で逆転負け。リードを守りきれない弱さを露呈した。
この日は経験を生かした。2ゲームを先取し「リードして少し気持ちが切れちゃった」(橋本)というが、追いつかれてからは「切り替えられた」という。塩見紗も「最後は、後輩だけど向かっていく気持ちだった」と、強気の卓球で勝利をもぎ取った。
両親と姉の影響で卓球を始めた真希は「次に対戦したら、絶対リベンジします。負けたくない」と宣戦布告。もっとも、姉は「負けません」と言い切った。
目標は「インターハイ優勝」と声をそろえた橋本・塩見紗組。追う妹を寄せ付けず、姉は頂点へとひた走る。