世界水泳選手権（７月開幕、ロシア）のシンクロナイズドスイミング代表が２３日、都内で発表され、井村雅代ヘッドコーチ（６４）と、男子として初選出の安部篤史（３２）＝トゥリトネス水泳部＝ら１３選手が会見した。混合デュエットに出場する安部は「男子の後進のためにも道をつくりたい」と意気込んだ。

　すべてが手探り状態だ。シンクロといえば華やかなメークが特徴的。普段はショーで活躍する安部だが、メークは体験したことがない。「もしアピールできるのなら」。必要とあらば、柔軟に取り組む姿勢を示した。

　既に２２日から練習が始まっている。指導する花牟礼コーチは「すごく伸びしろがあって楽しみ」と太鼓判を押した。混合ペアの演技は、５月のジャパン・オープン（辰巳）で初のお披露目となる。