平野早、女子最多タイ4度目V
「卓球・ジャパントップ12」(28日、代々木第二体育館)
女子シングルスは平野早矢香(29)=ミキハウス=が決勝で石川佳純(全農)を4-2で破り、7年ぶり4度目の優勝を飾った。4度の制覇は、小山ちれと並ぶ最多。男子シングルスは丹羽幸希(20)=明大=が決勝で吉村真晴(愛知工大)を4-0で下して初優勝。ともに優勝賞金100万円を獲得した。大会は1月の全日本選手権8強と、日本協会の推薦4人を加えた男女各12人で争われた。
平野早が、長年ダブルスでペアを組む石川を下した。女子最多タイとなる4回目の優勝。2ゲームを先取されても落ち着きを失わなかった。
1月の全日本選手権、石川とのペアで連覇したものの世界選手権(4~5月、中国)のダブルス代表から漏れた。今月18日には、選考方法に抗議したミキハウスの木村社長が日本協会と異例の会談。平野早は選考結果には納得しているが「入社して12年。いつも選手の立場に立って考えてくれる。恩返ししたい」として、所属先の熱い思いに胸を打たれた。
3月24日に30歳になるが、1次リーグでは高校生2人を、準決勝で14歳の平野美を下した。「若い選手とも競い合って勉強させてもらっている」。16年リオデジャネイロ五輪代表も狙うベテランが存在感を見せつけた。