「カーリング女子世界選手権・１次リーグ」（１６日、札幌市月寒体育館）

　日本代表の北海道銀行はノルウェーに６－５、フィンランドに８－５で勝ち、４連勝で通算４勝１敗としてソチ冬季五輪金メダルのカナダやロシア、スイスとともに首位に並んだ。１７日は米国、ロシアと対戦する。ノルウェー戦の日本は３点を追う第５エンドからの３連続得点で５－３と逆転。その後一度は追い付かれたが、第１０エンドに決勝点を奪った。フィンランド戦は５－５の第９エンドに３点を勝ち越した。

　１５日に二つの金星を挙げた日本は、世界ランキングで下回る２チームに苦しみながらも連勝した。スキップの小笠原は「内容はどうであれ勝ったのでうれしい」と笑顔。これでトップに並んで１次リーグ後半戦に臨むことになった。

　ソチ冬季五輪で銀メダルのスウェーデンと、英国代表として銅メダルを獲得したスコットランドに勝ち、世界トップクラスにも勝利を収められることを示した。この日は調子の波が出やすいという課題が見えたが、小笠原は「その状態でもよくやっている」と評価。１次リーグは残り６戦。吉村は「これからは体力的にも（厳しい）勝負になる。一投のミスが命取りになる」と気を引き締め直した。