錦織4回戦敗退 使用球へ嘆き節…

 「テニス・BNPパリバオープン」(18日、インディアンウェルズ)

 男子シングルス4回戦で世界ランキング5位の錦織圭(25)=日清食品=は、世界12位のフェリシアノ・ロペス(33)=スペイン=に4-6、6-7で敗れ、準々決勝進出はならなかった。第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)ら上位4シードは順当にベスト8入りした。

 錦織の次戦はマスターズ大会第2戦のマイアミ・オープン(25日開幕・米フロリダ州マイアミ)になる。

 最後まで錦織を苦しませたのは「重く感じ、変なバウンドで跳ねる」という大会使用球だった。この日はストロークがばらつき、ラケットのフレームに当たるショットもあった。「ボールの感触やコントロールが一度もつかめていない。相手が誰にせよ、そこに苦労した」と、大会との相性の悪さを嘆いた。

 第2セットのタイブレークは2-2から5連続失点した。

 第3シードのナダル(スペイン)も「この大会のボールはひどい。多くの選手が1メートルや2メートルのショットミスをしている」と憤る。

 条件はどの選手も同じ。ただショットの精度で勝負する日本のエースには、より厳しかった。次のマイアミ・オープンは昨年、準決勝まで進んだ。「コートは速くなるし、自分のテニスがやりやすくなる。しっかり調整すれば大丈夫だと思う」と巻き返しを誓った。

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