本郷6位健闘 フリーも自己ベスト
「フィギュアスケート世界選手権」(28日、上海)
SP5位の本郷理華(愛知みずほ大瑞穂高)はフリーも5位で合計184・58点の6位。
情熱的なカルメンを演じ終えると、本郷は安堵(あんど)の表情で小さくうなずいた。「すごく緊張したけど、練習してきたことをやるだけと思った。大きなミスなくできて少し達成感がある」。SPに続いてフリーも自己ベストで、初出場ながら健闘の6位。急成長のシーズンを象徴する滑りだった。
冒頭で高難度の2連続3回転ジャンプを決め、長い手足を生かした表現力にも「気を付けてできた」という。シニアデビューの今季は実力者に追い付こうと、練習から意識が変わった。GPシリーズ初制覇など着実にステップを上がり「少し自信につながった」と、世界のトップ選手の仲間入りを果たした。
目標だった合計180点を超えたが、自己採点は「70点」と喜びは控えめだった。「来季はもっと上を目指したい」と欲が出てきた。