「男子テニス、マイアミ・オープン」（３０日、マイアミ）

　男子シングルス３回戦で世界ランキング５位の第４シード、錦織圭（２５）＝日清食品＝は世界３９位で第３２シードのビクトル・トロイツキ（２９）＝セルビア＝に６－２、６－２で勝ち、ベスト１６となる４回戦に４年連続で進出した。３月３１日（日本時間４月１日早朝）の４回戦では、世界２０位で第１８シードのダビド・ゴフィン（ベルギー）と対戦する。

　ボールが高く弾まず、速い展開でプレーできるマイアミのコートでは錦織の強さがより際立つ。トロイツキに１時間３分で完勝。「ストロークに自信を持ってプレーできている」と手応え示した。リターンの反応が鋭く、ショットの距離感も合っている。準優勝した昨年の全米オープンの時のような姿に近づきつつある。「今のところ直すところはない」と言うほど状態がいい。

　今大会はツアーの格付けが高いマスターズ大会。昨年は準々決勝でフェデラーを破ってベスト４入りした。「正直、去年のフィーリングは覚えていない」と言いながらも「自信はついてきているし、コートや雰囲気にやりやすさを感じている。波長は合っていると思う」と相性の良さを自覚している。