錦織2年連続8強 完璧ストレート勝ち
「男子テニス、マイアミ・オープン」(31日、マイアミ)
男子シングルスの第4シードで世界ランク5位の錦織圭(25)=日清食品=は、第18シードで同20位のダビド・ゴフィン(ベルギー)との4回戦に6-1、6-2で勝ち、昨年に続くベスト8に進出した。2日(日本時間3日)の準々決勝で、2年連続のベスト4入りを懸けて第22シードのジョン・イスナー(米国)と対戦する。
錦織が世界5位の実力を示した。初対戦のゴフィンに付け入る隙を与えず「去年より全体的にテニスもメンタルも上がっていると思う」と成長を実感した。
第2セットで0-2と先行された。第3ゲームを失えば相手に流れがより傾くところをブレークで奪い返した。6ゲームを連取し、ストレート勝ち。3試合で落としたゲームはわずか10。ほぼ完璧な試合運びだ。
「大事なところで集中できるのは最近の強みだと思う。取らないといけないポイントはしっかりと把握できていると思う」と胸を張る。心技体が充実している今大会は勝負どころでウィナー(決定打)を奪い、相手のミスショットを誘う形にも持ち込めている。
準々決勝は208センチの長身で強烈なサーブを持つイスナーと初対戦する。今の好調なリターンを発揮できれば、2年連続4強入りの可能性は高い。「自分のサービスゲームをキープすることは最低限。リターンが鍵になる」と自信をのぞかせた。