小関、初世界で世界新狙う「楽しみ」
日本水連は13日、世界選手権(7~8月、ロシア・カザニ)の競泳代表として、日本選手権男子平泳ぎ2冠の小関也朱篤(23)=ミキハウス、男子4冠の萩野公介(20)=東洋大、女子で4種目を制した渡部香生子(18)=JSS立石=ら計25人を発表した。初代表は7大会ぶりの中学生代表となった14歳の池江璃花子(ルネサンス亀戸)ら10人。優勝すれば、その種目でリオデジャネイロ五輪代表に決まる。小関は、200メートル平泳ぎで世界記録(2分7秒01)を更新しての金メダル獲得に意欲を見せた。
日本選手権の男子200メートル平泳ぎで日本選手3人目の2分7秒台をたたき出した小関が、「世界選手権で出せなきゃ意味がない」とぶち上げた。中盤までは世界記録も見えただけに、後半のスタミナ強化で一気に世界新と金メダルを狙う。
これまで体重管理で失敗してきたが、日本選手権は体重をキープすることで好調を維持。昨年11月に結婚した23歳は「昨日も嫁さんの料理を食べた」と、公私ともに充実ぶりをうかがわせた。
夏までは「試合を重ねた方が感覚が鋭くなる」と、ヨーロッパグランプリ(6月、モナコなど)にも出場する。初の世界選手権へ、188センチの大型スイマーは「プレッシャーよりも楽しみが強い」と腕をさすった。