笹田全4種目14点台 V3へ好発進
「体操女子全日本選手権個人総合・第2日」(25日、国立代々木競技場)
3連覇がかかる笹田夏実(19)=日体大=が57・450点の1位で決勝進出を決めた。左アキレスけん断裂からの復活を期し、3年ぶり出場となる北京、ロンドン五輪代表の鶴見虹子(22)=日体大=が0・300点差で2位につけた。ロンドン五輪代表の寺本明日香(19)=中京大=が3位。26日の決勝は上位24人で争われ、予選の得点は持ち越さない。
女王笹田がただ一人、全4種目で14点台をマークする安定した演技で好発進した。「不安もあったけど、練習を信じてやれた」と、ホッとした笑顔を浮かべた。2位につける大学の先輩、鶴見には直前の試技会で負けているという。「怖い存在。しっかりと自分ができることをやって、いい演技をしたい」と決勝を見据えた。