鶴竜、左肩完治せず休場「不安はある」
「大相撲夏場所」(10日初日、両国国技館)
大相撲の横綱鶴竜(29)=井筒=が7日、左肩の負傷のため春場所に続いて休場することが決まった。都内の病院で検査を受け、休場の原因となった左肩腱板(けんばん)の損傷が完全に治りきっていないことが判明。万全の状態に戻して、名古屋場所(7月12日初日、愛知県体育館)での復帰を目指す。
師匠の井筒親方(元関脇逆鉾)は、「横綱だし、出ればいいという地位ではない。しっかり治させたい」と話した。左肩に負担をかけると違和感が残る状況で、ここ2日間は出稽古も取りやめていた。
鶴竜は「残念だけど、中途半端では出たくなかった。不安はあるが、できることをやれば相撲勘はすぐに戻ると思う」と前向きに話した。