鶴見、引退ピンチ…右アキレス腱断裂
「体操・NHK杯兼世界選手権代表選考会」(17日、代々木第一体育館)
08年北京、12年ロンドン五輪代表の鶴見虹子(22)=日体大=が、試合中に右アキレス腱を断裂し、途中棄権。3年ぶりの世界選手権代表入りを逃し、引退危機に陥った。
一昨年の右足首をねんざ、昨年の左アキレス腱断裂とケガを乗り越えてきた鶴見を、再び悲劇が襲った。代表圏内の3位で迎えた3種目目の平均台。着地で激しく転倒すると、最終種目の床の練習中に倒れ込み、そのまま棄権となった。神奈川県内の病院で「右アキレス腱断裂」と診断され、18日に手術する。
日本女子をけん引してきた元エースは、今季代表に返り咲けなければ引退を示唆していた。日体大の瀬尾監督は「(鶴見は)泣いていた。今年1年は無理。モチベーション的に難しいかもしれない」と話した。