白鵬「たまたま」もV35へ意地見せた
「大相撲夏場所・11日目」(20日、両国国技館)
横綱白鵬は自身の記録を更新する50場所連続の2ケタ勝利で、平幕の魁聖とともに1敗を守った。
白鵬が横綱の意地を見せつけた。左から張り、もろ差しになり、機を見て左からの豪快な上手出し投げで仕留めた。「立ち合いでいいところを取れたのがすべて。(照ノ富士は)体重があるし、体も大きい。ま、今日は流れがよかった。たまたま」と余裕の笑みを浮かべた。
横綱が同じ相手に2場所連続で黒星を喫するわけにはいかない。「そういう意地はあった。先場所は先場所。いつまでも引きずっていたら、やっていけませんからね」。他に1敗は魁聖だけ。北の湖理事長は「優勝争いは白鵬のペースになってきた」とV35を予告した。