照ノ富士の初優勝にモンゴルが沸いた
「大相撲夏場所・千秋楽」(24日、両国国技館)
関脇照ノ富士(23)=伊勢ケ浜=が12勝3敗で涙の初優勝を飾り、場所後の大関昇進も事実上決まった。碧山(28)=春日野=を寄り切り、3敗で並んでいた横綱白鵬(30)=宮城野=が結びで横綱日馬富士(31)=伊勢ケ浜=に寄り倒され、平成生まれで初めての優勝力士、大関が誕生した。
モンゴルではテレビ局が千秋楽を中継し、同国出身の照ノ富士の初優勝に喜びの声が相次いだ。元小結旭鷲山で母国の政治活動に携わるバトバヤル氏は共同通信の取材に「モンゴルから初めて大相撲の世界に入った力士として、照ノ富士の優勝は非常にうれしい。こんなに早く勝ち上がるとは」と興奮気味に語った。モンゴル出身の大関は5人目となる。