男子シングル決勝ジョコVSバブリンカ

 「全仏オープンテニス」(6日、ローランギャロス)

 前日から持ち越された男子シングルス準決勝は、四大大会全制覇を目指す第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードのアンディ・マリー(英国)に6-3、6-3、5-7、5-7、6-1で競り勝ち、準優勝だった昨年に続く決勝進出を果たした。

 前日には第8シードのスタン・バブリンカ(スイス)が第14シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)を6-3、6-7、7-6、6-4で破り、全仏で初の決勝進出を決めた。決勝は7日に行われる。

 男子シングルスは4時間近い消耗戦で昨年の全豪オープン覇者、30歳のバブリンカが底力を示した。最速219キロのサーブでエース15本を決め、ストローク戦でも地元の大歓声を浴びたツォンガの勢いを封じた。「暑くて大変な試合だったけど攻撃的に戦えた。精神的にも強かった」と初の決勝進出を果たした勝利を自賛した。全仏はジュニアで優勝した「思い出の場所」と懐かしむ。決勝へ「夢のような時間。挑戦者として楽しみたい」と意気込んだ。

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