セリーナ、風邪でもV!鼻声で会見
「全仏オープンテニス」(6日、パリ)
第1シードの33歳、セリーナ・ウィリアムズ(米国)が第13シードで28歳のルーシー・サファロバ(チェコ)をフルセットで破り、2年ぶり3度目の優勝を果たした。四大大会では昨年の全米から3連勝で通算20勝目。1968年のオープン化以降の全仏で自身の最年長優勝記録を更新し、優勝賞金180万ユーロ(約2億5千万円)を獲得した。
S・ウィリアムズが2年ぶり3度目の優勝を果たした。右肘の痛みと風邪の症状を抱えながらも今大会5試合目となったフルセットの戦いを乗り切り、四大大会20勝目。会見では鼻声で「最も大変だった優勝の一つ。特別な勝利」と達成感に浸った。
第3セット、1-2で迎えた第4ゲーム。力強いショットでラリーを展開し、バックのストレートの決定打でブレークへの足場を築いた。最後は相手のダブルフォールトでこのゲームを奪い、流れを引き戻した。
四大大会は昨年の全米から3連勝。今後のウィンブルドン選手権、全米は得意としており、同一シーズンでのグランドスラム全制覇も現実味を帯びてくる。「まだパリで勝っただけ。道は遠い」と話す笑顔に、快挙への期待が膨らんだ。