関大・福澤、強気なプレーで引っ張る
「デイリー主催・西日本学生バスケット2回戦、関大92-53至学館大」(9日、大阪府立体育会館)
男女2回戦各24試合が行われ、男子は5回の優勝を誇る関大が、今春の関西学生選手権で3Pシュート得点王に輝いたSG福澤晃平(4年)の活躍などで至学館大に92-53で快勝した。10日は男子3回戦16試合が大阪府立体育会館で、女子は3回戦16試合が大阪市中央体育館で行われる。
流れをつかんだ関大が貫禄勝ちした。全員が「DFからのブレーク」と口をそろえるように、素早い攻守の切り替えが光った。強気なプレーで引っ張り、得意の3Pシュートも決めた福澤は「練習の成果を出せた」と評価した。
過去5回優勝の強豪ながら、68年以来頂点から遠ざかっている。関西学生リーグは6度制しているものの、昨年2部に降格。巻き返しを図る今季に向けて、福澤は「基礎練習に徹底的に取り組んだ」と明かした。長距離ランニングやシュート練習に多くの時間を割き、「つらかった」と苦笑いするトレーニングを積み、自信を身につけた。
次は今春の中国選手権を制した徳山大。チーム最多の13得点を挙げたSG小川健太(4年)は「次も(シュートを)打てるところで、思い切って打つ」と気合をみなぎらせた。まずは中国王者を破り、「関西選手権で敗れた大阪学院大に勝つ」とリベンジを誓った。