栄強化本部長が吉田らに休養勧告へ
「レスリング・全日本選抜選手権」(21日、代々木第二体育館)
世界選手権(9月、米ラスベガス)代表選考会を兼ねて男女計7階級が行われ、女子53キロ級では五輪3連覇中の吉田沙保里(32)=ALSOK=が3年連続5度目(前身大会を含めると13度目)の優勝を果たし、代表入りを確実にした。同58キロ級では伊調馨(ALSOK)が3年連続5度目の優勝を果たした。
日本レスリング協会の栄和人強化本部長は吉田と伊調について、ともに4連覇を狙う16年リオ五輪後に休養させるプランを明らかにした。次世代の育成が目的で「1年くらい休んでもらって、世界選手権では若手を代表にしたい」とした。それ以降については「東京五輪に出たいというのなら競わせる」と、本人の意向を尊重する。