急性心不全により、20日に43歳で死去した大相撲の元大関貴ノ浪の音羽山親方(本名浪岡貞博)の葬儀・告別式が22日、名古屋市守山区の斎場で営まれ、約300人が参列した。
音羽山親方の急逝に、日本相撲協会幹部からも悼む声が相次いだ。北の湖理事長(元横綱)は「まだまだ後進に伝えることがあったと思う。天国から相撲をよく見てもらいたい」と話した。東京・両国国技館で報道陣に対応した同理事長は、現役時代の豪快な取り口を思い出し「身長を生かした相撲を取れるのは貴ノ浪だけだった。横綱になれる逸材だった」と懐かしんだ。