川内、調子上向かず3月に目標変更も
男子マラソンの最強市民ランナー、川内優輝(28)=埼玉県庁=が7日、ゴールドコーストマラソンから帰国した。昨年12月の左足首の捻挫から調整が遅れており、今大会も2時間16分23秒で日本人2番手の8位。「今の練習ではこのくらいかなと思います」と、結果をかみしめた。
調子はなかなか上向いてこない。これまで16年リオデジャネイロ五輪選考会は、12月の福岡国際に照準を合わせてきたが「9月の状態で判断したい」と、来年3月のびわ湖毎日へスライドさせる可能性を示唆した。
「野性的なほうが自分に合ってる。五輪はリオが最後の挑戦。自由にやる」と、陸連のナショナルチームと袂を分かった川内。自らの状態と向き合い、悔いなき選択をする。