ジョコビッチが2年連続3度目V
「ウィンブルドンテニス」(12日、ウィンブルドン)
男子シングルス決勝は第1シードのノバク・ジョコビッチ(28)=セルビア=が第2シードのロジャー・フェデラー(33)=スイス=に7-6、6-7、6-4、6-3で勝ち、2年連続3度目の優勝を果たした。ジョコビッチは四大大会9勝目で、優勝賞金188万ポンド(約3億5800万円)を獲得した。
グランドスラムで男子最多17勝を誇るフェデラーは昨年に続く準優勝に終わり、男子単独最多となるウィンブルドン8度目の制覇に届かなかった。
リターンエースでマッチポイントを握ると、ジョコビッチはほえた。「試合を決める瞬間が来た」。最後はフォアの強打を逆クロスにたたき込み、両手を何度も突き上げた。「史上最高の選手」と尊敬するフェデラーを2年続けて決勝で倒した。1年前に結婚し、昨年10月に第1子が生まれた。妻が見守る前で、センターコートの芝を食べる恒例の儀式で勝利の味をかみしめた。