シンクロ井村C、世界選手権は“喧嘩”
シンクロナイズドスイミングの世界選手権(24日開幕、ロシア・カザン)代表が19日、成田空港から出発した。07年以来のメダル獲得を目指す井村雅代ヘッドコーチ(64)は「どれだけ勇気を持って臨むか。ケンカと一緒」とゲキを飛ばした。
昨年、10年ぶりに復帰した指揮官が植え付けたのは世界で勝つための闘争心だ。「命を懸けて、ケンカするつもりでやらないと」。国内最後の練習後もミーティングで繰り返した。
主将の乾(井村シンクロク)はその言葉に気持ちを高ぶらせ、「戦いの舞台に立てるのは幸せ。腹を決めて攻めたい」ときっぱり。来年の五輪にもつながる大一番。野心をむき出しにしたマーメイドたちの“けんか”に注目だ。