東京五輪エンブレムは「和の力の象徴」

 20年東京五輪開幕まで5年となった24日、大会組織委員会と東京都は、都庁でのイベントで、大会のシンボルマークとなるエンブレムを発表した。

 104件の応募から選ばれたのは、日光江戸村のキャラクター「ニャンまげ」の生みの親でもある、アートディレクターの佐野研二郎氏のデザイン。テーマは「和の力の象徴」で、TOKYO、TEAM、TOMORROWの「T」をメーンのイメージとし、すべての色が集まることで生まれる黒、一人一人のハートの鼓動を意味する赤などで構成されている。

 新国立競技場の問題で迷走している東京五輪だが、組織委の森喜朗会長は「このエンブレムを中心に5年後の7月24日に向けて一丸となって突き進んでいく」と、あらためて宣言。アスリート代表として出席した陸上男子ハンマー投げの室伏広治は「とても遊び心があっていい。若いアスリートはこのエンブレムを見ながら、頑張ってもらいたい」と、5年後を目指す選手たちにエールを送った。

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