山田、恩師・上田氏にささげるトライ
「ラグビー・パシフィック・ネーションズカップ、日本18-23米国」(24日、サクラメント)
1次リーグが行われ、日本は9月のW杯でも対戦する米国に18-23で惜敗し、1勝1敗の勝ち点5となった。日本は前半、WTB山田(パナソニック)のトライなどで11-9で折り返した。後半は一時18-9までリードを広げたが、3PGで追い付かれ、さらに勝ち越しのトライを許した。日本は29日にフィジーと対戦し、8月3日に順位決定戦に臨む。
慶大出身のWTB山田は前半38分にタイミング良く左サイドを駆け抜けてパスをもらい、トライを挙げた。「内側の選手が引きつけて僕は走っただけ」と満足することはなかった。慶大受験を誘う手紙を送ってくれた上田昭夫元監督が23日に死去。「一番のパフォーマンスを見せたい」と誓っていた試合で結果を残し「思いはプレーに乗せた」と心境を語った。