サニブラウン最年少代表!世界選手権へ
日本陸上競技連盟は4日、8月の世界選手権(22日開幕・北京)追加代表を発表し、7月の世界ユース選手権で100、200メートルの2冠を達成したガーナ人の父を持つサニブラウン・アブデル・ハキーム(16)=城西大城西高=が200メートルで代表入りした。
16歳5カ月での出場は、83年ヘルシンキ大会の佐藤恵(沼垂高)の16歳11カ月を塗り替える日本史上最年少記録となる。世界ユースでウサイン・ボルト(ジャマイカ)の持つ大会記録を更新する20秒34をマークした新怪物が、「人類最速の人。憧れプラス目標」と話していたボルトへの挑戦権を得た。
高校総体の疲労を取るため、7日から始まる代表合宿には遅れて合流。メダルが期待される400メートルリレーの練習も始まる。ちょうど1年後に迫ったリオ五輪の夢舞台を見据えて「出るだけで終わらないようにしたい」と話すどん欲な16歳が、初の世界最高峰の大会で、強烈なインパクトを残す。