錦織、決勝逃す「痛みが出たのが残念」
「テニス・ロジャーズカップ」(15日、モントリオール)
男子シングルス準決勝で世界ランキング4位の第4シード、錦織圭(25)=日清食品=は世界3位の第2シード、アンディ・マリー(28)=英国=に3-6、0-6で敗れ、2週連続の決勝進出はならなかった。16日(日本時間17日)の決勝はA・マリーと世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)の対戦になった。
連戦の疲労で、錦織は精彩を欠いた。A・マリーに完敗し、「疲れがあった。途中から(下半身に)痛みが出たのが残念」と、万全で戦えなかったことを悔しがった。
第1セットはサーブに苦しんだが、リターンで挽回した。しかし3-4の第8ゲームで「痛みが出てきた」という。40-0から5連続失点でブレークを許すと、そこから試合終了まで1ゲームも奪えなかった。
前週は決勝まで5試合を勝ち抜き、この大会は4日連続の戦いとなった。痛みの出た箇所など詳細は明かさなかったが、「数日休めば大丈夫」と深刻ではないことを強調。次戦の出場を取りやめて2週間を休養と調整にあて、昨年準優勝した全米オープンに備える。