１６年リオデジャネイロ五輪アジア予選（２９日開幕・中国、武漢）に挑むバスケットボール女子日本代表のエース、渡嘉敷来夢（らむ、２４）＝シアトル・ストーム＝が２３日、成田空港に帰国した。

　日本人３人目の米プロリーグＷＮＢＡプレーヤーとして、２７試合に出場するなど、着実に結果を残しての凱旋。シアトルはチームとしては低迷しており「誰よりも勝利からかけ離れているし、勝ちたい気持ちは誰よりも強い」と、勝利への飢えを口にした。

　体重はこの２カ月で４キロ増加。「体が強くなった。太ったように見えるかもしれないけど、たくましくなった。『あいつ、太っただけじゃないな』と思ってもらえるプレーをしたい」。大きくなった肩回りをさすりながら、米国での収穫を強調した。

　２４日から代表に合流する。３大会ぶりの五輪切符獲得に向け、「自信はある。ファウル覚悟で相手を吹き飛ばしていきたい」。パワーアップを果たした絶対エースが、アジアを制圧する。