日本、ロシアに惜敗 序盤で痛恨の黒星
「バレーボールW杯女子」(23日、代々木第一体育館)
世界ランク4位の日本は、同7位のロシアと対戦しフルセットの死闘の末、2-3で惜敗。1勝1敗となった。24日は世界ランク26位のキューバと対戦する。大会は12チームの総当たりで争われ、上位2チームが16年リオデジャネイロ五輪の出場権を獲得する。
勝利は見えていただけに、敗戦という現実はより重くのしかかる。エースとして23得点をマークし奮闘した木村沙織主将(東レ)は「今日は絶対に勝たないといけない試合だった。負けてしまって悔しい…悔しいです」と、唇をかみしめた。
1-2と崖っぷちに追い込まれながら、第4セットに木村が意地を見せた。怒とうの3連続スパイクなど強打がさく裂。フルセットに持ち込んだが、実に29本のスパイクを決めたロシアのエース、コシェレワを最後まで止められず、競り負けた。
大会のラスト2戦に世界ランク1位の米国戦、同3位の中国戦が控えているだけに、大会序盤での黒星は痛恨だ。24日はキューバ戦。五輪切符獲得へ、ここからは取りこぼせない戦いが続く。「まだ2試合しか終わってない。まず明日の試合で取り返せるようにしたい」と、木村。うつむいている暇はない。