やり投げ新井、今季自己ベストで決勝へ
「陸上世界選手権・男子やり投げ予選」(24日、北京)
男子やり投げで日本歴代2位の86メートル83の記録を持つ新井涼平(24)=スズキ浜松AC=は、自動的に予選を通過できる83メートル00を上回る84メートル66をマークし、26日の決勝に進んだ。
初の大舞台で堂々の投てきを披露した。男子やり投げで24歳の新井は今季自己ベストの84メートル66をマーク。日本勢3大会ぶりの決勝に進んだ。「まだまだいける。記録もまだ伸ばせる」と威勢よく話した。
1投目はやりを放つタイミングが早過ぎ、力を伝えられなかった。2投目は81メートル28。最後の3投目はきれいな放物線を描き、ガッツポーズした。「上体も突っ込まずに低く投げられた」と手応えをのぞかせた。
決勝では09年ベルリン大会で銅メダルに輝いた所属先の先輩、村上幸史以来の表彰台を目指す。89年に溝口和洋が樹立した87メートル60の日本記録更新も視野に「全力で投げるだけ」と気合を入れた。