ボルト2大会連続3冠!リレーも制す
「陸上世界選手権・男子400メートルリレー」(29日、北京)
男子400メートルリレーはジャマイカが4連覇し、ウサイン・ボルトは100メートル、200メートルとの2大会連続3冠を達成、金メダル獲得の大会最多記録を通算11個に伸ばした。男子400メートルリレー予選で日本は38秒60の1組4着で落選した。
最後まで主役の座を譲らなかった。男子400メートルリレーでジャマイカのアンカー、ボルトがゴールを駆け抜けた。「われわれがリレーで勝てない理由はどこにもない」と語っていた通りの快勝。12年ロンドン五輪と13年前回大会に続いて無敵の3冠を達成した。
200メートルの優勝後に場内を1周した際にカメラマンと接触して転び、脚に軽いけがを負った。その影響を見せることなくスピードに乗った。トップでバトンを受けると競り合っていた米国のバトンパスのミスもあり、後続との差を広げた。母国に4連覇をもたらした。
今季は故障で出遅れ、「限界説」もささやかれた。「状態は心配ない。自らを疑っていない」との言葉を結果で証明した。輝かしいキャリアに新たな勲章が加わった。