主将・清水「しっかり結果残したい」
上位2カ国が16年リオデジャネイロ五輪の出場権を得るバレーボールのW杯男子大会(8日開幕・広島、東京など)に向けた全日本代表の記者会見が2日、都内で行われ、昨年12月に歌手の中島美嘉と結婚した主将の清水邦広(29)=パナソニック=は「チームとしてしっかり結果を残したい」と意気込んだ。
世界ランク5位で12年ロンドン五輪銅メダルの女子に比べ、男子は出場12カ国中下から2番目の世界ランク20位で、開催国でなければ、出場もできないのが現実。小田勝美強化委員長も「最終的にはOQT(世界最終予選)になる思う」と、今大会での五輪切符獲得には弱気だ。
ただ、72年ミュンヘン五輪金メダリストで日本協会の木村憲治会長(70)は自身が現役だった頃と現状を重ね「あの頃も国内の扱いで女子の影になっていた。悔しかった。強くなろうと思った」と話し「競技団体として、勝たなければ意味がない」と、選手たちに奮起を促した。