渡部香生子、憧れ舞台で100平貫禄V
「水泳・日本学生選手権」(4日、浜松市総合水泳場)
世界選手権女子200メートル平泳ぎ金メダリストで、リオデジャネイロ五輪出場を決めている渡部香生子(18)=早大1年=が100メートル平泳ぎを1分6秒49で制した。同50メートル自由形は、世界選手権代表の内田美希(20)=東洋大=が、自らの日本記録を0秒01更新する24秒96で3連覇した。
渡部が100メートルで堂々の優勝。世界女王は「負ける気はしなかった」と貫禄を見せつけた。
高校生の時に観戦して以来の憧れの舞台。女子400メートルリレーは5位に終わったものの「大学同士が熱く戦っている。今までそんな機会はなかったので楽しい」と、チームで戦う喜びを感じている。
早大は男子400メートルリレーで、世界王者の瀬戸大也らを擁し25年ぶりの優勝。応援していた渡部も「やばい!!素晴らしい」と、ハイタッチして喜んだ。
今大会は全5種目に出場するが、「疲れがある中でタフなレースができている」と手応えを感じている。仲間のために絞り出すパワーが、女王にさらなる進化をもたらす。