バスケ女子日本、3大会ぶり五輪に王手
「バスケットボール・アジア女子選手権準決勝、日本65-58台湾」(4日、中国・武漢)
1次リーグ1位通過の日本は、同4位の台湾に勝ち決勝に進出、五輪出場権獲得へあと1勝と迫った。5日の決勝で日本は中国と対戦し、勝てば3大会ぶりの五輪出場が決まり、負ければ来年の世界最終予選へ回る。準決勝のもう1試合は中国が韓国に60-45で快勝した。
7点差での勝利に、日本の選手の表情はこわばったままだった。台湾とは8月の強化試合を含め、この1カ月で5度目の対戦。これまで全勝だった相手に、思わぬ苦戦を強いられた。内海監督は「なかなかすんなりとはいかないですね」とぼやいた。
第1Qは23-11と先行したが、第2Qからは散々な出来だった。単調なパスや無謀なドリブルのオンパレードでボールを簡単に失っては次々と失点。吉田主将は「若いチームでバタバタしてしまう部分があった」と指摘した。
決勝へ大きな不安を残したが、監督は「最後、勝ち切れたことは良かった」と強調。吉田は「厳しい戦いになると思うが、ここまで来たら気持ち。全員で、全力で相手に立ち向かいたい」と悲願の五輪切符への気構えを見せた。