レスリング栄強化本部長が進退伺提出へ
「レスリング・世界選手権」(12日、ラスベガス)
日本の男子はフリースタイル74キロ級の高谷惣亮(ALSOK)が2回戦で敗退するなどグレコローマン、フリーともメダルなしに終わり、この大会でのリオデジャネイロ五輪出場枠獲得も「ゼロ」だった。来年行われるアジア予選と2度の世界予選で出場枠獲得を目指す。
日本レスリング協会の栄和人強化本部長は12日、男子がリオ五輪出場枠を一つも獲得できなかった結果を受け、進退伺を提出する意向を示した。五輪出場枠が懸かった世界選手権では初めての事態で、同本部長は「非常に残念。強化のトップとして責任を取りたい。判断は協会に一任する」と話した。女子は金3、銀1、銅1と計5個のメダルを獲得し、五輪で実施される6階級中、5階級の出場枠を獲得した。